第7回インテグレイテッド・ダンス・カンパニー 響 –Kyo公演 『東京の人々』『隠岐からの手紙』
身体障がいのある舞踊家とない舞踊家とによる日本初のプロフェッショナルなダンス・カンパニーである、インテグレイテッド・ダンス・カンパニー響 -Kyoによる「東京の人々」と「隠岐からの手紙」のダブルビル公演を行います。
『LES GENS DE TOKYO 東京の人々』
この作品は2017年2月に初演され、今年、リクリエイションを経て、再演される。排外主義的風潮がはびこる世界の中で、我々はどう在るべきなのか。人間の真実を明らかにしようとするアートを通して、ディディエ・テロンが舞台の上で問いかける。「東京の友人達よ、ダンサー達のそれぞれに異なる身体の対話から何が立ち現われてくるのかをあなたに目撃してほしい」と――。
『A letter From Oki-ilands 隠岐からの手紙』
この作品は当初、隠岐諸島で踊るために、島々に伝わる民舞からコンテンポラリー・ダンスとして創作された後、さらに、カンパニー響-Kyoのトリオ作品として創り上げたものです。人々の記憶、つながり、権威、そして伝統といった人間的なテーマと同時に、常緑の松の葉、しゃもじを打ち鳴らす音、海の満ち引きといった、私達が過ぎ去った後に残る自然の永遠性との対比をご覧ください。
開催概要
題 名:
共生共創事業
第7回インテグレイテッド・ダンス・カンパニー 響 ‒Kyo公演 『東京の人々』『隠岐からの手紙』
日 程:
2020年2月15日(土) 18:00開演 17:30開場
16日(日) 15:00開演 14:30開場
会 場:
県民共済みらいホール(桜木町)
料 金:
自由席(税込)
一般 前売3,500円 当日4,000円
学生・障がい者割引 前売3,000円 当日3,500円
(当日、学生証・障がい者手帳をお持ちください。)
※一人ではお越になれない障がい者の介助の方は1名のみ無料。
※障がい者割引、車イスをご利用の方は、クリエイティブ・アート実行委員会のみで扱います。
出 演:
『東京の人々』天方真帆、澁谷智志、鈴木隆司、中西涼花、他
『隠岐からの手紙』泉葉子、小佐野智美、澤慎吾
振 付:
デディエ・テロン『東京の人々』/アティーナ・バーラ『隠岐からの手紙』
チケット取扱い
チケット発売日
KAme先行発売 2019年12月6日(金)
一般発売 2019年12月7日(土)
チケットかながわ https://www.kanagawa-arts.or.jp/tc/
0570-015-415(10:00~18:00)
窓口 KAAT神奈川芸術劇場2F、神奈川県民ホール(10:00-18:00)
お問合せ:チケットかながわ 0570-015-415(10:00~18:00)
インテグレイテッド・ダンス・カンパニー 響 -Kyo
2014年、車椅子を利用するダンサーを交え、多様な身体性を活かして新しい舞踊表現を拓いていくべく設立、社会とアートをつなぐ活動として注目を集める。
2015年2月に、鈴木ユキオ振付による「知るということ」、7月にAdam Benjamin振付「OPEN STATE」、同年11月には岩淵多喜子による振付で「Border-境界」を、2017年2月にはDidier Theron振付による「les gens de tokyo」、スズキ拓朗振付による「パワポル」上演、好評を博す。 2017年9月に英国PlymouthとBristolの二都市で公演、大きな反響を呼ぶ。
プロデューサー/クリエイティブ・ディレクター:伊地知裕子
クリエイティブ・アート実行委員会 http://www.musekk.co.jp/
カンパニー構成
・プロデューサー兼クリエイティブ・ディレクター:伊地知裕子(クリエイティブ・アート実行委員会事
務局長 /ミューズ・カンパニー代表)
・カンパニー・メンバー:身体障害のある舞踊家3名、若手舞踊家7名
(天方真帆、泉葉子、増田明日未、小佐野智美、西村大樹、樋浦 瞳、石和田尚子、澁谷智志、吉澤慎吾) 他に準レギュラーメンバー二人含む
・教育部:障害のある教育普及の専門家(竹中幸子、河下亜紀)
・ゲスト振付家:鈴木ユキオ、岩淵多喜子、スズキ拓朗、Ada Benjamin , Didier Theron , その他に
Fin Waiker, 山田うん、小野寺修二
・アドバイザー:Adam Benjamin (元CandoCo dance Company共同芸術監督、元プリモス大学舞
踊科講師)
デディエ・テロンDidier Theron 『東京の人々』 振付
ダンスをマース・カニングハム、ドミニク・バグエ、トリシャ・ブラウンに学ぶ。1987年に彼自身のカンパニーを設立、最初の作品”Les partisans”で、アヴィニョン冬季舞踊祭において一等賞を得る。1993年の日本公演以後、日本での活動も多い。2013年、瀬戸内国際芸術祭において、衣裳デザイナーのドナルド・ベッカーと制作した”GONFLES/Vehicules”が公募大賞を受賞。2016年10月、あいちトリエンナーレに招聘。GONFLES/Vehiculesシリーズ等ユーモアのある作品も生み出すいっぽう、激しい動きからもたらされる強度のある作品など、幅広い表現に定評がある。イスラエル・ダンス・フェスティバル、フィンランドのKuopio ダンス・フェスティバルに招聘されるなど世界的な活動を展開している。
アティーナ・バーラAthina Vahla『隠岐からの手紙』振付
サイトスペシフィックダンス振付家&演出家、学際的アーティスト、教師、
1991年ギリシャ国立振付賞受賞。1994年ボニー・バード振付賞受賞。英国ロンドン市のラバン(現トリニティ・ラバン・コンサヴァトワール大学)にてダンスを学び、ミドルセックス大学にてインターディシプリナリー・アート(異なった分野の学問をまたぐ総合アート)の修士を学ぶ。2001年より、観客や演者が環境想起するようなサイト・スペシフィック作品の仕事を行う。彼女は特に、歴史的要素のある場所や、過去の痕跡が新しい作品制作へ辿る事に関心を持つ。創作過程にはヒューマニズムと現代社会への懸念がある。2011年より、ケープタウンのインフェクティング・ザ・シティ・フェスティバルでのサイト・スペシフィック・イベント制作への招来を機に南アフリカを拠点とする。ロードス大学にて名誉研究職に就き、ドラマ学部準講師。英国とヨーロッパ諸国へは1年に2度、委託作品制作やワークショップ指導の為に訪問。また、ダンス機関の為に、振付教授法のカリキュラム変更実施にも関与している。現在、ロンドン在住。
主催者情報
主催:
クリエイティブ・アート実行委員会
助成:
芸術文化振興基金
制作:
ミューズ・カンパニー
共生共創事業
主催:
神奈川県
企画製作:
KAAT神奈川芸術劇場、公益財団法人神奈川芸術文化財団
協力:
神奈川県民共済生活協同組合
令和元年度 文化庁 文化芸術創造拠点形成事業