【借りて観よう Vol.01】『銀河鉄道の夜』

自宅で楽しむ宮沢賢治の世界

横須賀シニア劇団「よっしゃ!!」では、4月から週二回のリモート・ワークショップが始まっています。
60〜80代のメンバーの皆さんがグループLINEを活用し、試行錯誤しながら、インターネット上での集合が定着してきています。現在、取り組んでいる題材は宮沢賢治の『雨ニモマケズ』。
そこで、今回の紙面では宮沢賢治をキーワードに、ご自宅でも愉しく触れられる本や映像、作品に関連したお料理をご提案します。賢治への理解を様々な角度から深め、心とからだを豊かにして再会の日に備えましょう。

『銀河鉄道の夜』(1985年 杉井ギサブロー監督)

ますむらひろしさんという、擬人化した猫で宮沢賢治作品を描いている漫画家をご存じでしょうか? 今回は、ますむらさん原案『銀河鉄道の夜』のアニメーション映画をオススメ。

なんだ、アニメか。と侮ってはいけません。脚本は別役実、音楽は細野晴臣が手掛け、主人公・ジョバンニの不安定に揺れ動く心、どことなく漂う「死の世界」の匂い、泣きたくなるまでにピュアな心…賢治の世界観を見事に表現しています。

声優陣も豪華。エンドロールとともに、賢治の詩集『春と修羅』の冒頭「わたくしという現象は…」が『日本昔ばなし』の語り手で有名な常田富士男さんの朗読で流れるのもニクい演出です。

今年3月に別役さんが逝去された時、ますむらさんは本作について「初稿はボコボコに別役工事がされてた。当然、没になったが、まさに、すごいフォルムで賢治世界を自我化してた。盲目の無線技士が、その残骸です。」とご自信のツイッターで述べていました。

ボツになった初稿がどんなだったのかとても気になりますが、完成した作品にも別役さんらしさが散りばめられています。

一流の作家たちの力が結集した傑作!いま、ぜひ観ていただきたい作品です。

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