theater /

さいたまゴールド・シアター
『ワレワレのモロモロ2018』


© 宮川舞子

共生共創事業第一弾、さいたまゴールド・シアター

本年10月からの「共生共創事業」第一弾として、埼玉で10年以上に渡り活動を続けている高齢者集団“さいたまゴールド・シアター”が登場します。世界的演出家・蜷川幸雄氏(2016年没)の下、2005年に55歳以上の劇団員で旗揚げした同劇団は、県内での活動に留まらず、国内はもとより、パリ、香港等での海外公演も成功させ、現在67歳から92歳までの36名で活動しています。(2018年7月現在)横浜では、初の県外公演として、2013年にKAAT神奈川芸術劇場で「鴉よ、おれたちは弾をこめる」を上演、以来5年ぶりの横浜公演となります。

さいたまゴールド・シアター

「年齢を重ねた人々が、その個人史をベースに、身体表現という方法によって新しい自分に出会うことは可能か」という蜷川幸雄の発案を基に、2006年4月、1,200名を超える応募者の中からオーディションで選ばれた48名で発足。07年6月の第1回公演『船上のピクニック』(作:岩松了/演出:蜷川幸 雄)以降、第一線で活躍する劇作家の新作を意欲的に上演している。これまで4度の中間発表、7回の本公演を実施。14年8月には劇団として初の本格的なダ ンス作品『KOMA’』(演出・振付:瀬山亜津咲)に挑戦。16年4月には、若手演劇集団さいたまネクスト・シアターとの合同作品『リチャード二世』 (2015年4月初演)がルーマニアのクライオーヴァ国際シェイクスピア・フェスティバルに招聘され、成功を収めた。17年4月に蜷川幸雄一周忌追悼公演 『鴉よ、おれたちは弾丸をこめる』を上演。同9月には岩松了が書き下ろしに加え演出も手掛けた第7回公演『薄い桃色のかたまり』が好評を博す。

出演者が自分自身の体験を戯曲にして演じる『ワレワレのモロモロ2018』

今年5月には、メンバーが自身に起きたできごとを台本化し自ら演じる、さいたまゴールド・シアター番外公演『ワレワレのモロモロ ゴールド・シアター2018春』を上演。
演出は、2003年に結成された劇団「ハイバイ」を率いる、劇作家・演出家・俳優の岩井秀人。
「ハイバイ」の全作品を作、演出してきた岩井秀人が描く作品は、ひきこもりの経験を始めとした岩井の実体験が基盤となっています。家族に暴力的だった父の 闘病生活によって変化する夫婦のかたちを描いた『夫婦』に代表されるように、岩井自身の体験を戯曲にして自分自身が演じる「私小説」ならぬ「私演劇」のよ うなスタイルで創作してきました。
『ワレワレのモロモロ2018』は、その岩井の手法により、激動の時代を歩んできたゴールド・シアターのメンバーたちが、彼らの個人史からその時代を紐解いて行く ことによって、第二次世界大戦、戦後の経済成長といった、時代の象徴的な出来事が身近で現実味を帯びた作品となっています。個性豊かな面々が紡ぐ個人の物語を、オムニバスに仕立てでの上演です。5月の初演からリニューアルした改訂版でお届けします。

公演概要

題名:
さいたまゴールド・シアター「ワレワレのモロモロ2018」

日時:
2018年10月13日(土)17:00開演
2018年10月14日(日)13:00開演

会場:
県民共済みらいホール

構成・演出  岩井秀人
美  術   山本貴愛
照  明   岩品武顕(彩の国さいたま芸術劇場)
音  響   中村嘉宏
衣  裳   紅林美帆
ドラマターグ 谷澤拓巳
記録映像   久世英之
演出補    池田 亮
演出助手   石川佳代(さいたまゴールド・シアター)
佐藤蛍(さいたまネクスト・シアター)
舞台監督   山田潤一(彩の国さいたま芸術劇場)

出  演   石井菖子 神尾冨美子 小林允子 佐藤禮子 谷川美枝
田村律子 百元夏繒 益田ひろ子 小川喬也 高橋清
竹居正武 遠山陽一 森下竜一

企画制作=公益財団法人埼玉県芸術文化振興財団
協力=(有)quinada

<上演作品>
「わが家の三代目」  作=百元夏繪
「友よ」  作=石井菖子 劇中劇:『棘』 作=フランソワーズ・サガン
翻訳=柴田耕太郎
「無言」  作=田村律子
「荒鷲」  作=森下竜一 脚本=池田亮
「その日、3才4ケ月」  作=谷川美枝

※両日とも公演終了後にドキュメンタリー映像『「ワレワレのモロモロ」のモロモロ』を上映します。ご観劇いただいた方にはそのままご覧いただけます。(約60分)


【共生共創事業】
主催:神奈川県
協力:神奈川県民共済生活協同組合
企画製作:KAAT神奈川芸術劇場、公益財団法人神奈川芸術文化財団

チケット情報

全指定席(税込)
一般 3,500円
U24 1,750円(観劇時24歳以下対象・要身分証明書)
※U24は、チケットかながわの電話・窓口で取扱い(前売のみ、枚数限定)。
※未就学児の入場はご遠慮ください。
※営利目的の転売禁止。
※車椅子でご来場予定のお客様は、ご購入前にチケットかながわ0570-015-415(10:00〜18:00)までお問合せ下さい。

チケット発売日

KAmeかながわメンバーズ:2018年8月1日(水)
一般: 2018年8月5日(日)

チケット取り扱い

チケットかながわ
http://www.kanagawa-arts.or.jp/tc/
0570-015-415(10:00~18:00)
窓口:KAAT神奈川芸術劇場2F、県民ホール(10:00~18:00)

SAFチケットセンター
0570-064-939(休館日を除く10:00~19:00)
窓口:彩の国さいたま芸術劇場、埼玉会館
[PC] http://www.saf.or.jp/
[携帯] http://www.saf.or.jp/mobile/

チケットぴあ
http://pia.jp/t/kaat/(パソコン&携帯)
0570-02-9999 (Pコード: 488-681)
セブン-イレブン、サークルK・サンクス、チケットぴあ店舗

イープラス
http://eplus.jp/kaat/(パソコン・携帯)

ファミリーマート(店内Famiポート)

ローソンチケット
http://l-tike.com/play/kaat/(パソコン&携帯)
0570-084-003(Lコード: 31638)
ローソン・ミニストップ(店内Loppi)

チケットのお問合せ

チケットかながわ 0570-015-415 (10:00~18:00)

作家情報

岩井秀人
劇作家・演出家・俳優。
1974年武蔵小金井出身。2003 年ハイバイを結成。 2007 年より青年団演出部に所属。
2012年NHKBSプレミアムドラマ「生むと生まれるそれからのこと」で第30回向田邦子賞、2013年『ある女』で第57回岸田國士戯曲賞を受賞。2014年小説「ヒッキー・カンクーントルネード」を上梓。
2017年3月コドモ発射プロジェクト『なむはむはだむ』(主催:東京芸術劇場)に参加、2018年11月から12月にかけてフランス・ジュヌビリエ国立演劇センターにて『WAREWAEW NO MOROMORO』を発表予定。NHK「オドモTV」にレギュラー出演など、幅広い活動が注目されている。

公演スケジュール

10月13日(土) 17:00 開演
10月14日(日) 13:00 開演

会場

県民共済 みらいホール

チケット発売日

KAmeかながわメンバーズ:2018年8月1日(水)
一般: 2018年8月5日(日)

チケット料金 / 参加費

全指定席(税込)
一般 3,500円
U24 1,750円(観劇時24歳以下対象・要身分証明書)
※U24は、チケットかながわの電話・窓口で取扱い(前売のみ、枚数限定)。
※未就学児の入場はご遠慮ください。
※営利目的の転売禁止。
※車椅子でご来場予定のお客様は、ご購入前にチケットかながわ0570-015-415(10:00〜18:00)までお問合せ下さい。

チケット取り扱い

チケットかながわ
http://www.kanagawa-arts.or.jp/tc/
0570-015-415(10:00~18:00)
窓口:KAAT神奈川芸術劇場2F、県民ホール(10:00~18:00)

SAFチケットセンター
0570-064-939(休館日を除く10:00~19:00)
窓口:彩の国さいたま芸術劇場、埼玉会館
[PC] http://www.saf.or.jp/
[携帯] http://www.saf.or.jp/mobile/

チケットぴあ
http://pia.jp/t/kaat/(パソコン&携帯)
0570-02-9999 (Pコード: 488-681)
セブン-イレブン、サークルK・サンクス、チケットぴあ店舗

イープラス
http://eplus.jp/kaat/(パソコン・携帯)

ファミリーマート(店内Famiポート)

ローソンチケット
http://l-tike.com/play/kaat/(パソコン&携帯)
0570-084-003(Lコード: 31638)
ローソン・ミニストップ(店内Loppi)