撮影:泉山朗土
第3回公演「Hale版 しあわせの王子」より
綾瀬シニア劇団Haleが、12月に新作を上演します。今回の作品のテーマは、デジタル化が進む世の中で、少しずつ失われてゆく質量のあるもの。代表的なものとして「本」を中心モチーフとして扱い、本自体を小道具として登場させたり、小説の朗読を織り交ぜたりしながら、失われゆくものたちのショートストーリーを重ねるように描いていきます。
公演のタイトルや料金も劇団員みんなで話し合いながら決めているというHale。劇団員自身のエピソードから物語を構成するスタイルも特徴的で、今回も人生経験から紡がれたシーンが随所に登場します。
「60歳以上が所属するシニア劇団ですが、かなり身体性を要求しているシーンもあります。全身を使って大騒ぎをしたり、静寂を表現したり。その対比もみどころです」とプロジェクトリーダーの倉品淳子さん。「観劇される方自身の失われていくものへのノスタルジーや思い出とつながれたらいいですね。ぜひ、想像力を膨らませながらご覧ください」。
公演情報 ※終了いたしました
日時:2023年12月2日(土)14:15開演/12月3日(日)14:15開演
場所:綾瀬市オーエンス文化会館大ホール
構成・演出・プロジェクトリーダー:倉品淳子
出演:綾瀬シニア劇団Haleメンバー
料金:1,000円(日時指定・自由席・当日精算)