やっと一歩
2月12日。小田原三の丸ホールの小ホールで成果発表の撮影を行いました。準備の時間も限られている中、およそ1ヶ月間、それぞれが自分の役と向き合い、懸命にセリフを覚え、努力をしてきました。その結果、想像力のタネは膨らみ、やればやるほど新しいアイデアが生まれ、賑やかな玩具箱のような本番を迎えました。
「さあ、ここからだ」と思いました。コロナ禍で生まれた私たちはまだ有観客を知りません。そんな中で演劇を作る土台を辛抱強く作ってきました。ここからやっと、皆で力を合わせて、『おもしろの可能性』を探す長い旅に出ることができるのです。客席に座る誰かの顔を思い浮かべながら、拍手の音を夢見ながら。飛翔の準備を始めようと思います。