プロジェクトリーダー・大島寛史さんに劇団の活動についてうかがいました。
Q1.小田原シニア劇団チリアクオールディーズはどんな劇団ですか?
2020年10月よりスタートした、小田原市を拠点とするシニア劇団です。劇団員は60歳以上のシニアの方たちで、定期的に稽古を行い、成果発表の場として公演を行っています。コロナの時代にも負けない、工夫を凝らした劇団活動で、常に観客の想像の上をいく集団を目指しています。
Q2.今年は劇団員が増えて倍近くなりましたが、何か変化はありましたか?
どういうわけか団員同士のコミュニケーションがものすごく活発になりました。今までも、ちょっとしたおしゃべりをしたり、レッスン後にお茶へ行ったりしているらしいと、耳に入ってきていましたが、もっと深く関わろうとしている方たちが増えているようです。
笑顔も増えました。レッスン中も団員同士がアドバイスをしあう姿などが見られるように。これについては、あまり行きすぎないようにバランスを取るのが僕の役割だと思っています。(笑)
Q3.1月公演の作品の内容について、少し教えてください。
『つくづく、も』という昨年度の成果発表作品の設定をベースに作っています。
人間とつくもがみ、そして今回はその他の妖怪も登場する、喫茶「ももとせ」のある夜とその翌朝の話です。劇団立ち上げ以来ずっとコロナ禍で無観客の公演が続いていました。今年は初めてお客様をお迎えしての公演。慎重であれ、と自分に言い聞かせています。何がおこってもおかしくない。楽観視せずに、粛々と作品を作るぞと。それでもやっぱりうれしいですね。やっとメンバーに体験してもらえるのがうれしいです。お客様と同じ空間、時間を共有するのは特別です。ここでしかできない緊張と失敗と体験がありますから。
Q4.いらっしゃるお客様へメッセージをお願いします。
お客様あっての舞台です。私たちが夢見た場所がやっと目標になりました。ここからやっと、私たちは始まるんです。どうか見届けにいらしてください。いっぱいのお客様を前に、いっぱい緊張していっぱい失敗していっぱい上手くいく。これがたまらなく面白いですから。劇場でお待ちしております!
劇団員のみなさまへ。元気に楽しくが基本です。身体に気を付けて、みんなで笑って本番を迎えられるようにしましょうね!