自宅で楽しむ宮沢賢治の世界
横須賀シニア劇団「よっしゃ!!」では、4月から週二回のリモート・ワークショップが始まっています。
60〜80代のメンバーの皆さんがグループLINEを活用し、試行錯誤しながら、インターネット上での集合が定着してきています。現在、取り組んでいる題材は宮沢賢治の『雨ニモマケズ』。
そこで、今回の紙面では宮沢賢治をキーワードに、ご自宅でも愉しく触れられる本や映像、作品に関連したお料理をご提案します。賢治への理解を様々な角度から深め、心とからだを豊かにして再会の日に備えましょう。
宮澤賢治『永訣の朝』× ふた椀の雪
宮沢賢治が生前に発表した唯一の詩集『春と修羅』に、『永訣の朝』という詩があります。
最愛の兄に、雪を持ってきてくれるよう頼んだ妹トシ。
「あめゆじゅ とてちて けんじゃ(あめゆきとってきてください)」と頼まれ、
賢治は “まがったてっぽうだまのやうに”外に飛び出し、妹にふた椀の雪を届けます。
はかなさとともに、トシの可憐さ、輝かしさが込められているかのようです。
今年は暑くなりそう。私たちの大好きなカキ氷にもさまざまな味わいがあります。
今回は“雪”をイメージして、家で簡単につくれるカキ氷をご紹介します。
レシピ 『レモンの氷菓子』
〈材料〉
レモン果汁 1個
レモンの皮 1/2個
水 250ml
さとう 30g
はちみつ 20g
〈作り方〉
1.レモンの皮は黄色い部分だけをむく。
2.小鍋に水、さとう、レモンの皮を入れ一度沸騰させたら火を止め、フタをして5分ほど蒸らします。
3.鍋に氷水をあて冷ましてから、レモン果汁を加え混ぜる。
茶こしでこしながら、ジップ付き袋に入れ平らにして冷凍庫で冷やす。
4.1時間ほど冷やしたら一度取り出し、中身をほぐし冷凍庫に戻す。
これを2回繰り返す。固いときは麺棒で叩いてほぐす。
5.器に盛っていただきます!